◆写真は、最寄りのバス停付近で撮影したヒメウズ(姫烏頭/キンポウゲ科/花言葉:−−−/花径:約5mm)の花です。 ◆『ウズ(烏頭)=トリカブト(鳥兜/キンポウゲ科)』とする解説をよく目にしますが、厳密に云うと、トリカブトの根(猛毒)がウズであり、写真のヒメウズの根もトリカブトの根に形が似ているので、『トリカブトの根(=ウズ)よりは小さい(=姫)が、よく似た根を持つ植物』と云う意味でヒメウズ(姫烏頭)と命名されています。 ◆因みに、烏頭(ウズ)とは、(トリカブトもヒメウズも)根の形がカラスの頭の形に似ている点に由来します。 ◆キンポウゲ科の花には、萼片が花弁に見えているものが多く(例:アネモネ/クレマチス/クリマスローズ等々)、このヒメウズも御多分に漏れず、5枚の花弁に見えている部分は萼片です。 ←花の中央部にあって雄シベを囲っている黄色い部分が花弁(5枚)。 ◆探してすぐ見つかる花ではありませんが、咲いている場所へ行けばいくらでも咲いている花です。 ←裏山だと、タツナミソウ(シソ科)が咲く場所辺りで沢山咲いている。 ※ 老婆心:キンポウゲ科の植物は、そのほとんどが有毒植物です。有毒植物として名の知れているトリカブトやクリスマスローズだけでなく、アネモネやクレマチス(テッセン)やフクジュソウ(福寿草)やシュウメイギク(秋明菊)も。←全てキンポウゲ科。決して「園芸植物=安全な植物」ではありません。 |